祈りの森 眠りの谷

「毎日の生活そのものが祈り」へ思い至った物語りです…⚮̈

〝小屋においでよ!〟


カッパドキアで
洞窟に住む、なんてエコなの!
〝カイマクル〟という巨大地下都市
『アンダー・グラウンド・シティー』
にも立ち寄り…

感激したことを思い出しました。
この度〝祈りの旅 トルコ編〟
写真と記憶を整理しつつ

〝地球の歩き方〟読んでいたら
自然にできたものではなく、
人間が掘って作ったものということを
知りました。労力すさまじき…
アラブ人から逃れたキリスト教徒の
隠れ家説が濃厚のようです。


生まれてからずっと、
寮住まい、一人暮らしの時も含めて
集合住宅で生活を営んできました。
洞窟に近いといえば近いのか?


↑2012年10月 
京都・下鴨神社(河合神社)にて


〝方丈記〟で有名な
鴨長明の栖(すみか)の復元
移動に便利な組み立て式!
うううっ、ステキ‼︎
見た瞬間に全身痺れました♡
〝コンパクトに住む〟
私の理想の住処…
家庭菜園ができる程度の
小さい庭もある!


栖の中もスッキリしていて
羨ましい。


断捨離の毎日、なのに
まだまだ理想には程遠い。
荷物を減らしていきたい。
これが心地良い。
と思う時まで、
マイペースで、手放していきます。


翌年、最終日ギリギリセーフ、
東京都港区南青山で開催されていた
〝中村好文展〟に行きました。


中村好文さんは住宅設計、
家具デザイナーをされている方で
『建築家としての私の最大の関心事は
〝人のくらし〟と〝人のすまい〟
『住宅ってなんだろう?』
(展覧会のチラシより)


『ある時期からは住宅の原型が
〝小屋〟にあるような気がしはじめて』
世界各地の小屋を
訪ね歩かれたそうです。


パンフレットの文章に
『〝元祖・小屋暮らし〟といえば
方丈記を書いた鴨長明』
なる一文を見つけ、
激しく同意…憧れの方になりました。

ご本人のお話を
ナマで聴きたい…


2015年9月、念願叶い
兵庫県・新神戸
〝竹中大工道具館〟にて
〝建築家×家具職人
コラボレーション展〟
記念イベントセミナー


長年のエピソード、
これからの夢…
職人さんたちの
熱く真剣な意見交換
夢中で十何ページも
無印良品白紙ノートに
書き留めました。
↑残っていない(^^)


この日から、私にとって
〝職人〟が
最上級の尊敬を表す言葉、
になったのでした。


『職人は
相手が意図するものを形にする人』
『無理矢理やると、
できない事はないけど結局壊れてしまう。
壊れる要素がそこにあるわけだからね。
でも無理難題を出されたら、
職人の見栄かもしれないけど、
できないとは言いたくない。
どうやったらできるだろうかと考える』
(奥田忠彦さん・
〝コラボレーション展・図録〟より)


ぷか…⚮̈