祈りの森 眠りの谷

「毎日の生活そのものが祈り」へ思い至った物語りです…⚮̈

命は、人を待つ物かは。

【第五十九段】
『命は、人を待つ物かは。
無常の来る事は、
水火の攻むるよりも速やかに、
逃れ難き物を。


…人間の命は、
その人の都合に合わせて、
待ってくれようか、
待ってなどくれない。
(略)無常がやって来るのは、
水や火が攻めてくるよりも速くて、
逃れがたいものだ。


…毎日をいかに生きるか、
というテーマを
自らに問いかけている。
…兼好にとって、
心の底に常に流れている
通奏低音なのだろう』


(〝徒然草〟兼好
島内裕子さん 校訂・訳
ちくま学芸文庫 より)


無常:仏教で、
この世の中の一切のものは
常に消滅流転して
永遠不変のものは
ないということ。


午前中、
YouTubeを聞き流しながら
洗濯。
『徒然草を信じたっていうのが
失敗の原因じゃないかと
思います』
『あいつロクなやつじゃないんで』
(ひろゆきさん切り抜き集)


とつぜん〝徒然草〟


ひろゆきさんの
兼好法師に対する物言い。
約700年も昔の人を、
今も
コメンテーターか何かで
しゃべっている著名人相手のよう。


それだけ
〝徒然草〟は、
現代にも通じる
生気に満ちた普遍性を
持っているんだ…


あらためて感心した後。


正午直前の
安倍元首相の事件速報でした。


不安でテレビが消せません。


〝毎日をいかに生きるか〟
仏陀の言葉
〝自分がしたこと
しなかったことだけを見よ〟で
『今を生きる』です。


事件のショックでまとまり無く
申し訳ありません。


ぷか…⚮̈