眠りの谷(1)
ナミアゲハの大ちゃん
終齢幼虫→前蛹となり
定位置から動かなくなった2日後
〝サナギ〟になっていました。
2頭だから際立つのか
大ちゃん→ビビり、用心深い
小ちゃん→穏やか、しっかり者
性質にハッキリ違いがあり
大ちゃん
振動によくピクついたこと(*_*)
一度、場所を移そうとした私がちょっとコケて
タッパーをユラユラさせてしまったら
↑実況説明のため(これはダンボール箱)
敵をおどすための〝臭角〟を
私に向かって←被害妄想
出したのでした(T_T)
小ちゃんは私の知らない間に
マイペースで脱皮を進め
気づいたら終齢幼虫
背脈管が透けて見えるようになったので
もうすぐだな、とダンボールへ移したら
予想通りに前蛹→蛹化
順調に3日差の成長
この背脈管を通し
薄い緑色の体液で
全身に栄養をめぐらせている
明らかに脈を打っていて
生命、を感じました。
元旦Eテレ「昆虫すごいぜ!」で
カマキリ先生(香川照之さん)が
『完全変態のすごさを知ってほしい!!』
ホワイトボードでの授業開始
固い殻になったサナギの中で
10日ほど
『体が溶けてシャッフルして
あのチョウになっていくというわけでなんですねー』
『この奇跡ですよ』
『彼らは、自分の中でどう思っているのかって
思うわけですよ』
『前世、チョウって人いますか?
教えてください!』
熱弁をふるい過ぎちゃったカマキリ先生
ただ、ただただ同感(^^)
神経系、溶けないそうです
固い殻には気門という孔があり
中の体は呼吸をしている
眠っているのかな
夢はみるのかな
幼虫の時の記憶を、
私を、
覚えていてくれるかな
と、想う
前世、チョウだったらわかるのかな?(^^)
待つのみ、静かな時間が
私の部屋に充満した
ーチョウへの再生を祈りますー
ぷか…⚮̈