祈りの旅 トルコ(5)
新しく観測地になった場所
地平線付近に雲が少し見える程度
上空は快晴でした。
13時過ぎから
日食が始まりました。
月の太陽隠し始めを
〝第1接触〟と呼びます。
皆既日食始まりは〝第2接触〟
約1時間半後、14時半頃です。
↑Aさんが撮影された写真です。
↑同じツアーバスのSさん姉妹が
準備されてきたピンホール盤…
光学的な原理、
〝光源〟=太陽の形で像を結ぶ。
大きく欠ける部分日食の時
欠けた太陽ー三日月形な投影像が
わかりやすく見える、と。
へぇ〜…
あら、私の荒い目麦わら帽の穴も
三日月です(^^)
配布された昼食を急いで食べ…
↑Aさん写真、
木漏れ日が三日月(^^)
皆既日食始まりが
間近になるにつれ
だんだんと薄暗く、寒い感じが。
今まで一つも無かった雲が
上空にぽつぽつ現れ始め、
…あちこちで膨らんできた?
「日食雲が出てきたか」
隣で観測されていた男性が不安げに。
日照の急激な減少に伴い
気温が低下して雲が発生する現象。
胸がバクバク…
体験したことのない焦燥感で
気持ちがふわつく。
どうしよう、どうしよう?って感じ、
何がどうしようなんだ?
「シャドーバンド!」
興奮した男性大きな声。
足元のコンクリート地面を見ると
♬んみゃぁ〜
音が聞こえた感じがしたような。
淡く震える光のさざなみが立っていて
美しさに見惚れていると
「第2接触‼︎」
空をバッと見上げる。
天空が夜に切り替わっていました。
↑ちなみにこれは
私のコンパクトカメラ撮影(^^)
やや左下に金星が見えています。
肉眼では上のAさんの写真のような
黒い太陽を観ることが出来ました。
地平線全周が明るい東雲色
朝でなく夕でもなく
おかしな感覚。
鳥がそのおかしさに
一斉に鳴き出してー
およそ2分間の皆既日食後
サッと昼間へ切り替わり。
あっという間の出来事でした。
天文学が無い頃の昔の人は
まさにこの世の終わりか、と
恐れ慄いた…いや
逆に、
神さまが行われることだから、と
敬虔に受け止めたのかもしれない。
まぁ、どちらにしても
人間とは、まっこと
ちっぽけな存在にゃー(^^)
それがわかったことが嬉しい。
神さま、
皆既日食を見せていただいて
ありがとうございました!
Aさん、ステキな写真
本当にたくさん、
たくさんいただきました。
ありがとうございました‼︎
ぷか…⚮̈
P.S.
ツアー主催雑誌の数ヶ月後の
皆既日食特集に
観測姿、載りました!
ラッキー☆☆☆
あまりの繊細な美しさに見惚れた
〝シャドーバンド〟という現象。
もう一度、見たい…
皆既の直前直後に見える
地面を細波のような影が動くー
このツアーの時は
どうして見えるのかわかっていない。
との説明でした。
今回調べてみたところ
色々説があるものの、やはり
『メカニズムの詳細は不明』
だそうです。
YouTubeにいくつか
動画ありました、やった!
…うーん、何かが違う…
違うんです。