祈りの森 眠りの谷

「毎日の生活そのものが祈り」へ思い至った物語りです…⚮̈

祈りの旅 宮古島(2)

んみゃーち 宮古!

本島では めんそーれ沖縄
石垣島では おーりとーり石垣


=ようこそ!我が島へ!


島によって、
島の中でも言葉が違います。
本気で話されたら
単語さえ拾えないので
英語より分かりません。
若い世代の方は部分的に使われているようで
宮古方言はユネスコの
消滅危機言語に分類されているそう。


私のハンドル名〝ぷか〟は
宮古方言(みゃーくふつ)
〝ぷからす〟=〝嬉しい〟
から、使っています(^^)


もち様→ 〝猫〟 =〝まゆ〟(宮古方言)
あーー、もぅ可愛すぎて、目が離せなーーい(><)o"
※今編の関係者ではありません。
もち様LOVEでついつい…♡


1996年8月27日昼すぎ
宮古空港到着、26歳女性2人


街から離れた海沿いのホテル、
チェックインまで時間があります。
空港で島の地図を手に入れました。


「街に出て昼ごはん食べようよ。
ここに〝宮古島観光サービス〟ってのがあるから
ホテルへのバスがあるか、訊いてみよう」

私達は運転免許を持っていませんでした。

スマホはもちろん、
携帯電話さえ普及していない時代です。

手元に残っている当時の地図に
〝宮古島観光サービス〟って載って無い、
あれ?


タクシーで島の中心部
平良市街〝宮古島観光サービス〟前まで
→閉まっています。


お腹空いたね(-_-)
そばにあった食堂で
「沖縄の郷土料理が食べたいです。」
店長さんセレクトメニューでお願いしました。
初めて食べた沖縄料理は…
〝海ぶどう〟なんだこりゃ?
梅しそドレッシング&マヨネーズで。
食感最高(^^)

ごちそうさまでした!

食堂を出ると
開いた〝宮古島観光サービス〟の前
日に焼けた少年が1人、ワゴンカーを洗車中。
棒立ちになっている私達に向かって


「何か御用ですか?」


爽やか〜!
爽快な海風がサーッと吹き抜けたってば(^^)


「観光で宮古島に来ました!
地図でお店を見つけて、
お尋ねしたいことがあって…」
「ああ、そうでしたか。中へどうぞ」


全然…
観光案内所らしく無い店内のソファ…
無口な先客が1人。


↑これは〝タッチ〟の柏葉監督。


ガチなサングラスをかけた人
初めて…


「なんか、用は?」
店の奥から
サングラス男に輪をかけて色黒の
鼻の頭が真っ赤な大男が出現。


BOSS‼︎


爽やかな少年、助けて!
ふりかえっても姿なし。


「まぁ座れ」
操り人形のように2人、ソファへ
目前にドンドンッ!と置かれたのは
〝オリオンビール
〝刺身の大皿〟
獲ってきたばかりのカツオだぞ、食え」


…えっと、なんか逃げたいな。
横の友人をチラリ見る…
うつむいて青白い顔で硬直していました。
再度尋ねられたので
私が仕方なく用件を話すと
「結論から言うと
アンタたちが望むようなバスはない。
明日からの予定は?」
「無いです」
「船に乗ったことはあるか」
友人をつつくと首をブンブン振りました。
「ありません」
「明日、ヤエビシに船を出すから
乗らないか?」


嫌だ。
ホテルで一日中寝てたい!
リゾートしたい!
そもそもヤエビシって何?


「乗れよ。
初めての海がヤエビシなんて
贅沢な話なんだぜ」

↑ これも〝タッチ〟の…


なぜいきなりここで
無口サングラス男が
私達の行く末に口を出すのさ?


…No!が憚られる流れ…
「お誘いありがとうございます。
乗せてください」
ぷかちゃん、どうしてっ!?
無言の友人、怒りの熱量ビシバシ。
じゃ、イヤだって言えばいいじゃーん
言えるー?この雰囲気で…


「とりあえず荷物を
ホテルへ置きに行くか。
車出すから」


…とりあえず…?


その夜、この店で
宮古島〝オトーリ〟の
洗礼を受けることになったのでした。



ぷか…⚮̈


P.S.昨晩は、P.S.にて
ブラタモリ「#196石垣島」で
狂喜乱舞いたしました(^^)
今晩はこれから20:00
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
スタンバイです!
NHK 大好き♡


P.S.2
「鎌倉殿の13人」
文覚(市川猿之助さん)初登場シーン、
弥太郎(「龍馬伝」香川照之さん)に見えた(^^)


ドラマを観終わって
〝安徳天皇〟がトレンド入りしていることを知る。
多くの方が悲運の幼い天皇のことについて
ご存じで、語り合ってくださっている。
平家派の私にとって
心温まる出来事です(^^)